二代目にゃんこあーたんが19歳5ヶ月で旅立って、
やっぱり無気力・無感情
そこへやって来てくれたのは、
生後55日目の三代目ニャンコ稟さん
失敗
- 猫だってほんとは淋しい
- 3階ベランダ手すりから1階の屋上に落下
- 散歩中、近所のマンション敷地内に逃走→消防車出動
- 耐震対策なしの部屋で、一人きりの東日本大震災
都内の一軒家で、
3世代 新生児を含む6人の人間と
アメショーの両親と6匹の仔猫の大家族の中で、
にぎやかに過ごしているところにお迎えに上がりました。
事前に「何匹?」と問われましたが、
初代・二代目と一人っ子だったし、
何より「帰省時同行」の事を思うと
1匹以外の選択肢はないと思われました。
当日「どの子でも」と言われても、
こんなにちょろちょろ動き回わられては、
動体視力皆無の私としては、
どの子がどの子やら(^^;
(それよりおとうさんニャンコの人懐こさに感激)
手じかで摑まった子を
「これもご縁」と選ばせていただきました。
二代目ニャンコのあーたんは、
それはそれは無口で、人懐こく、優しくて、
肝の据わった子だったので、
アメショーの女の子はそうなのかと思っていましたが
…大分違いました(^^;
人懐こいところは、
一緒ですが、口数が多く、
なかなか勝気であります(^◇^;)
20年ぶりの仔猫との生活だったので
「ねこのきもち」を1年間購読。
忘れていることももちろん沢山ありましたが、
新しい常識も勉強できました。
cat.benesse.ne.jp
名前は幼少時一緒に育った、
実家伝説の名犬の名から「リリ」と決めていました。
が、なにげに以前貰っていた本で姓名判断してみると、
「あなたとの相性は抜群ですが、重い病気にかかりやすいでしょう」
いやいや、だめでしょ!!!
(そう言えば伝説の名犬も8歳位で逝ってしまった)
試行錯誤の上「稟」さんに変更
「相性はそこそこですが、長生きしてくれそう」です(^^;
※因みに、占いは信じていない方なのですが(^◇^
稟さんで一番驚いたのが、
人間の手にじゃれつかない事。
小さいお子さんの多いお宅で育ったので、
厳しく教えられたのでしょうか。
今でも、たま~にゆるく噛もうとしても、
すぐごめんなさいの顔になります。
まさに三つ子の魂…なのでしょう。
(ちょっと淋しい)
うちの子になってひと月位でしょうか、
鏡に映った自分の影に慌てて駆け寄った姿を見て
初めて「淋しいんだ(@@;)」と気が付きます。
それまで、ニャンコは一人でも淋しくない
と信じていたのでかなりショックでした。
でもごめんね…猫さんは増やせない。
そんなある日、
帰宅後ベランダに吊るした観葉植物に水をあげて、
食事の支度に掛かった時、
突然遠くで猫の雄たけび…稟さんの声???
観葉植物の水でぬれた
ベランダの手すりに乗って
3階(正確には中4階)から1階の屋上に落下したらしい。
着の身着のまま1Fへ飛んでいくと、
屋上から保護された稟さんが
1Fのケーキ職人さん(若い女の子)に抱っこされていました。
念の為、翌日獣医さんに診てもらうと、
まだ小さく体重も軽かったので幸い無傷でしたが、
成猫だとあごの骨折や背骨のヘルニアになる事も多いそうです。
という事で観葉植物は即効処分(ごめんね)し、
雨除けシートで手すりに上がれないようにガード。
(後ろの白いのは、ベランダカーテン 便利シート)
雨ざらしで、丁度1年で劣化しぼろぼろに裂けます(^◇^;)
例に依って、もしもに備えてリードを引いて、
早朝や、深夜ご近所を徘徊しました。
そうそう、ある朝の事
「おはよう」と声を掛けたカラスさんが、
電線伝いについて来る事に気が付きました。
カラスさんも嫌いではありませんが、
延々ついて来られると流石に「稟さんの事狙ってる?」と、
ちょっと怖くなり
「ついて来ないでね」と話しかけたらそこで止まってくれました。
偶然でしょうか?(^^;
それから間もなく、第二の事件?…事故?
ある深夜、お散歩中(と言っても、ほとんど歩きはしませんが)、
コンビニ前のトラック急発車に、パニクった稟さんが、
リードごと逃走し、
近場のマンション脇に飛び込んでしまいました。
場所は解っていましたが、柵があって入れません。
思い余って、ご近所の消防署に駆け込んでみると、
数分後、小型の消防車
と共に4人の消防士さん(@@;)
幸か不幸か、当日は出動が無かったようです。
稟さんはマンション脇の草むらに、
ピンポイントで場所を指定できなければ解らない程、
低く身を潜めていました。
なんとか保護してもらえましたが、
危うく初代ニャンコの二の舞になりかねませんでした。
本当に良かった。
以来、平和に過ごしていたところへ、
3/11です。
私はバスで15分の職場から、
終業後、歩いて45分後に帰宅。
幸い東京は停電もしませんでしたが、
がれきの山となった食器棚の前
を靴のまま踏み越えて部屋に入ると、
(転居後、全く耐震対策をしていなかった)
書棚にしていた家具は、蝶番が壊れて扉が落下、
書籍は累々と重なり、
突っ張り式の猫タワーの一つは20センチ平行移動、
ベッド頭部のタワーは、一回転してベッドの上に乗っていました。
生後1歳半の稟さん、
一人っきりでどんなに怖かった事か
名前を呼んでも反応が無く
「どこかで家具の下敷き」と最悪の覚悟を決めた頃、
稟さんらしからぬ細い声で返事しながら登場!
ペットドアからベランダに避難していた模様。
地震の時、タワー上部のバスケットで寝ていたらしく、
稟さんの身体もタワー周辺もおしっこだらけでした。
でも無事で居てくれて本当に良かった。
即効、あらゆる手で、家具を固定完了!
以来、徒歩通勤できる勤務先を模索中!
先代のアータンは歯槽膿漏で、
とてもかわいそうなことになったので、
最初から咀嚼した物はもちろん、
魚介類も一切与えなかったし、
グルーミング時に軽く歯磨きもしてるので
稟さんの歯は、
10歳を過ぎてもピッカピカ
飼い主の責任は大きい。